2019.06.25
#webサイト
アウトソーシングは、自社の業務内容の一部を外部企業に委託することです。アウトソーシングには次項でご説明するようなメリットとデメリットの双方が存在し、どこに重点を置くかによって、利用するかの判断や利用の仕方は大きく変わってきます。利用方法次第でとても有益となるので積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
メリット
アウトソーシングを実施することにより、様々なメリットを得ることができます。
●運営の効率化
ECサイトを運営する上で必須の実務(サイト制作,在庫管理,配送業務など)をアウトソーシングすることによって、運営の負荷が軽減されます。また、負荷が軽減されることによってリソースを確保することができ、自社の得意とする分野やこれから伸ばしていきたい分野に専念できるようになります。
●コストの削減
運営における固定費を変動費へと変えることができます。自社の状況により、契約期間内の一時的な費用のみで、従業員を増やさずに業務遂行の維持拡大が柔軟に行えます。また、雇用の際に必要となる教育コスト/求人費用/採用時の人的コストに加え、退職金や福利厚生等のコストも必要としなくなります。
●自社にない専門技術の活用ができる
専門の企業に委託することで自社にない専門技術を活用できます。それにより、自社内にスキルを確保することができ、品質の向上,安定へと繋げることができます。
デメリット
アウトソーシングを検討する中でアウトソーシングのメリットに対し以下のようなデメリットも潜むということを予め理解しておく必要があります。
●委託業務の詳細
本来は自社内で行う業務を委託することにより、業務内容の細かな部分を把握,理解することが難しい。アウトソーシングを実施する際には、委託先の企業と密に連絡を取り合い、業務の現状を理解するように努めましょう。
●自社内にスキルが蓄積されない
アウトソーシングを実施することにより、自社内に専門的なノウハウやスキルを蓄積させることができません。アウトソーシングすることで業務に無関心になり、まかせっきりといったケースもよく見られます。そうならないよう委託先企業とコミュニケーションを取り、スキルを吸収していくことでより一層効果を得ることができます。
段階ごとにアウトソーシングを検討してみる
これから出店しようと考えている場合は主にサイト制作面や出店作業でのアウトソーシングを検討する必要があります。
サイト制作スキルを所有していない場合、または、より高いデザイン性を求める場合には積極的にアウトソーシングの検討をお勧めします。
出店作業の委託は単純に手間が省けるので効率的に出店が可能となります。出店したいけど知識や時間がないといった場合にも実際に出店して徐々に知識を深めることができるのでこちらもお勧めできます。
極力コストをかけずに自分でスキルを習得しながら進めることも可能だと思いますが、時間帯効果を考えると結果的に損をしているなんてことも。いかにムダを省いて効率的に進めるかが大事です。
出店後の運用問題
出店直後は運営経験の有無にかかわらず集客プロモーションに苦戦を強いられることが多々あります。
そういった場合はSEO対策や広告運用などをアウトソーシングして自社でできる事を確実に実行することが効率的な成長に繋がります。
ただし、しっかりと委託内容を理解把握してスキルアップに対しての取り組みも大事です。
その他さまざまな業務委託の内容がありますが闇雲に委託するのではなく、まずは自社の現状をしっかりと把握して、何ができて何ができないのか、そして何が必用かをよく考えて明確にすることが大事です。